ローベッドのメリットやデメリット

最終更新日 2024年4月20日

1,ローベッドとフロアベッドの違い

ローベッドというのは、一般的なベッドに比べてベッドのフレーム、要するに寝る位置が低く、より床面に近いタイプのものです。

製品やブランドによっても違いはありますが、一般的なベッドは、マットレスや敷布団を敷き、実際に人が寝る位置の高さが床面から50cm前後はあります。

これに対してローベッドでは30cm前後のものが一般的です。

ちなみに、これよりもさらに低く、15cm前後という製品はフロアベッドと呼ばれています。

感覚的にはフロアベッドは畳に布団を敷いて寝るものとほぼ変わらないでしょう。

2,部屋を広く見せることができる

このようなローベッドのメリットですが、何と言っても大きいものは部屋を広く見せることができるということです。

単に寝る位置が低いからと言って上から見たときの面積的には変わりがあるわけではないのは当然ですが、それでも、人間の感覚的には床面積に占める割合だけでなく、同じ面積であっても高さが低いもののほうが部屋としては広く見えます。

空間的な余裕についてもしっかりと意識しているということが言えるでしょう。

この、部屋が広く見えるということに関連して、スタイリッシュに見えるということも外せない要素かもしれません。

3,ベッドから落下したときにも怪我につながる可能性が低い

また、より現実的なメリットとして、万が一ベッドから落下したときにも怪我につながる可能性が低いというか、怪我をしにくいということも挙げられます。

低い場所から落ちるよりも高い場所から落ちたときのほうが危険性が高いのは当然のことです。

一方、メリットばかりではありません。

デメリットもありますからよく考えておきましょう。

意外なほど気づきにくく、その割に大きく日常生活に影響してくるものは、ベッドからの起き上がりやすさです。

4,起き上がる際足腰が弱っている高齢者には負担がかかるかも・・・

そんなことに関係あるのかと思われるかもしれませんが、そう思う人は試しに床に寝た状態からの起き上がりやすさと、ベッドに寝た状態からの起き上がりやすさを比較してみてください。

明らかに違うはずです。

寝た状態から、椅子に座っているときのような状態に比較的簡単に移行可能な、一般的な高さのベッドから起き上がるときのほうが腰や膝への負担ははるかに少ないでしょう。

特に高齢者で足腰が弱っている人の場合には大きな負担になる可能性があります。

他には、ベッドの下を収納スペースとして使えないという点もデメリットになるでしょうし、収納スペース以前の問題として、そもそもベッドの下を掃除しにくくなるということにも注意が必要です。

 

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